「裁断」「縫製」「下ごしらえ」「張り場」など椅子創りにはたくさんの工程がございます。
そのいくつかの工程と要所に活かされる職人の技をご紹介します。
裁断は生地の縦横の伸縮率の違いや柄の出方を考え、無駄なく取り合わせなくてはいけません。
自動裁断機と手切りの併用により、生地をほとんど無駄にすることがありません。
コストを抑える為でなく、環境にも配慮した職人の仕事です。
裁断された生地の伸縮率を計算しながらミシンで縫い合わせます。
大きなものから小さなもの、曲線からできているものなど、
様々なパーツをひとつひとつ合わせて立体的な形に仕上げていきます。
ソファなどの木枠にウレタン(クッション材)などを取り付けていく作業です。
張りを終えると見えなくなってしまう部分ですが、実はここが仕上がりを左右する、最も重要な部門。座り心地や、全体のフォルムを作り出すからです。
手で感触を確かめながら貼り付けていきます。
縫製した生地を下ごしらえした木枠に張り上げる作業です。
お客様のご要望をお伺いしながら形に仕上げていく、椅子張り1級技能士、2級技能士の仕事です。
既製品の座面張りでは、自社開発した特殊な機械により、本来女性には難しい腕力を要する作業を可能にしています。